3D生産ライン・ロボットシミュレータ - Visual Components
Visual Components™は、フィンランドのVisual Components社によって開発された、先進的な機能を持ったファクトリーシミュレータで、 次世代のものづくりにおける工場システム及び生産ラインの設計・改造・保全の様々な検証を可能にします。
特徴
- ロボット、自動化設備、人やAGVによる運搬、を統合シミュレーション
- 1,500体以上のロボットを始めとする、豊富なメーカー・設備のライブラリ
- 軽量なUIで、短時間でラインを作成可能
- Pythonスクリプトによる、設備動作の高い拡張性
- OPC UAやORiNにより、PLCその他実際の設備と連動可能
- 国内主要ロボットメーカー向けのポストプロセッサを用意
デジタルツイン
上記の特徴により、Visual Componentsはデジタルツインを可能とします。
- ライン設計
Visual Components上でラインをモデリング、検証 - ロボットティーチング
Visual Components上でロボットティーチング、ラインの中での検証
→ 実際のロボットに適用 - 制御設計
別途エンジニアリングソフトウェアで電子回路やPLCプログラムを作成
→ Visual Components上の設備と連動(信号入出力)させて検証
その他の機能
- 3D世界から2D図面および部品表を作成
- シミュレーション中の統計情報をリアルタイムにグラフ表示
- VR機能で3D世界に入り、様々な角度からの観察や干渉が可能
動画
教育・人材育成向け
Visual Components と Automation Studio との組み合わせ
Visual Components上のラインと、Automation Studioで作成した電気回路・PLCプログラムを連動させ、 制御まで含めたモデリング・検証(デジタルツイン)を可能にします。
動画
Visual Components と Mini-MES との組み合わせ
Mini-MESのターゲット生産ラインとして、Visual Componentsを使用できます。 Mini-MES上で立てた製造計画に従って、設備や作業者が製造を行う様子を3D世界でシミュレーション(アニメーション)し、 その結果をMini-MESへとリアルタイムに送信することができます。
連携では以下のことが可能です:
- 任意の未来日時でのシミュレーション、早送りシミュレーション
- 設備の稼働状態、計測値、その他の任意の値をMini-MESに送信
以下のような要素もVisual Componentsでモデリング可能です:
- 作業者が運搬や段取り作業を実施(それらの所要時間をシミュレーション)
- 複数の作業者での分散あるいは分担作業
- 工程間バッファ(置き台等)での仕掛品滞留
- 同じ設備で異なる製品を製造
(段取り替え作業をシミュレーション、製品・工程毎に異なる所要時間) - 複数の設備で同じ工程を実施、同じ製品を異なる工順で製造
- 確率で設備の故障や不良品の発生、計測値のゆらぎを再現